2016年6月18日土曜日

「『曽根崎心中』以後」一人語り・19日・上方芸能元編集長 木津川さん

 雑誌「上方芸能」元編集長、木津川計さん(80)の一人語り劇場が19日午後3時から、神戸市中央区元町通3丁目の凮月堂ホールで開かれる。演目は「『曽根崎心中』以後」。木津川さんは「『あっ』という話です。皆さんがそれにひっかかってくれたら、語り手として大満足」と話す。 
 木津川さんは、今年5月に終刊した「上方芸能」を1968年に創刊し、長年にわたり編集長を務めた。立命館大学教授を定年退職後の2007年から「一人語り劇場」を主宰し、これまで11作を発表している。
 「『曽根崎心中』以後」は7作目で、近松門左衛門の代表作「曽根崎心中」をモチーフにした。人形浄瑠璃上演(1703年)以降、幕府が心中を御法度にしたにもかかわらず、心中が後を絶たない様相を、現代の問題と結びつけて考察する。
 チケットは前売り3000円、当日3500円。問い合わせは神戸芝居カーニバル実行委員会・中島さん(090-1914-4907)。[元田禎・毎日新聞16日朝刊掲載記事]